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会報「わが町三原」令和4年10月号

公開日:2022年10月06日 最終更新日:2023年06月30日
登録元:「みはら歴史と観光の会
タイトル
会報「わが町三原」令和4年10月号

詳細

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[ 穏やかに音色を奏で
  軽快に歩む連れ弾きの一行 
       於 本町本通り ]

 みはらやっさ祭り初日の早朝 5:50 西町梶新橋東詰を出発した総勢9名の連れ弾きの一行は、編み笠に浴衣の揃いの姿で三原城跡歴史公園まで小路や本通りを練り歩いて祭りの朝を告げた。今年は東町方面のチームの都合がつかなかったのは残念だったが、城下町三原らしい趣のある伝統芸能であり若い担い手の育成にも力を入れて末永く引き継いで欲しいものである。

2022.8.12 撮影 
       西村雅幸(沼田東町)

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< 表 紙 >

表題:祭りの始まりを告げる連れ弾き

写真:穏やかに音色を奏で軽快に歩む連れ弾きの一行

  於 本町本通り


< 目 次 >

子供の楽園六本山
    西町   上田 茂

「連れ弾き」 に同行して
  沼田東町   西村 雅幸

消えた遺跡 「正家の井戸」(1)
    糸崎   大谷 和弘

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橋本敬一先生講演記録
「西国街道」(2)   事務局

会よりの便り     事務局

< 行 事 予 定 >

1.勉強会…
   三原浅野氏を学ぶ(41)
   ※マスク着用願います。

(1)日時:令和4年10月22日(土)
        10時~12時
  …会場都合で一週間早い

(2)会場:サン・シープラザ4F
  第2研修室
       
2.レキカン秋のバス研修旅行

  …申込受付は締切り。キャンセルの場合は、早目に連絡願います。

(1)日時:令和4年11月03日
     (木・文化の日)
  集合 7:15  隆景広場
  出発 7:30
  帰着 18:30頃 隆景広場
(2)訪問先:
  愛媛県新居浜市近辺の天正の陣跡巡りで全て平地。
 (詳細は9月号数の案内参照願います)
(3)参加費:
  8,000円…
 (含む昼食代、記名の封筒に釣り銭なきよう・当日払い)

3.県史協 大竹大会
.  …申込みは締め切りました

(1)日時:令和4年11月19日(土)
        9時~16時
(2)会場:大竹市大竹会館
      アゼリアホール

(3)行事:
  午前: 県史協総会と講演会
. 「港町.小方と亀居城(仮)」他


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. 午後: 臨地研修会
  亀居城跡、小方町など

4.市郷連沼田文化研究会主管行事
…申込締切りは11月15日(火)

 12月4日(日)
横見廃寺跡、本郷平廃寺跡など別紙案内によります。

< 歳 時 記 >

子どもの楽園六本山

      西町  上田 茂

 私は三原の西町で生まれ育った。この西町も狭いようで広いものです。子どもの頃友だちの家に遊びに行った時に、お年寄りから「どこから来たん」と言われ「西町の川西町(かわにしちょう)です」と答えたところ、首を傾げられることが多く「河原(かわら)小路(しょうじ)です」と言えば、ほとんどの方に分かってもらえた。

 筆影山【瀬戸内海国立公園】は三原を代表する山ですが、西の宮神社(三原八幡宮)や多くのお寺が通称六本山(大畑山)の麓に点在し、西町の私たちにとっては一番身近な山である。秋口になるとあけび採りに夢中になっていた。

 小宅から北に位置する六本山は、絶好の遊び場で暇を持て余した時はいつも六本山に登っていたように、思い出尽きない場所である。兄貴分の後ろにくっついて、自分たちだけの小屋(陣地)を作り、この小屋の場所は他人に教えたらいけないという不文律が子どもの世界にもあつた。年上の子が年下の子の面倒を見るのは当たり前で、こうしたことから社会性を身に付ける機会を得た。

 小学校の高学年になると同級生や弟・年下の子を引き連れ、六本山に登って走り回り、斜面を滑ったり、木に登ったり、凧揚げをしたりして思い切り遊んだ。小学生時代は一見ストレスとは無縁のように見えたが、時には寝転がって雲の流れをただじっと見つめるだけで、リフレッシュする場所であったように今となっては思える。

 登頂ルートを大まかに分けると3カ所あったようで、私たちは大善寺から登り、西の宮神社方面・西野小学校(西小学校)方面から登って来る者がおれば、緊張が走った。西野小学校付近の方(77歳)から聞いた話は、子どもの頃「男の子の節句」と称して4月3日、小・中学生男子が重箱を持って六本山に登り、ごちそうを食べていたと語られていた。あれから60年が経ち、誰も登る者なく、景観は一変し、流れ去った雲は戻ってこないが、少年の頃に抱いたまっすぐな気持ちは留めていたい。

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【会員募集】
興味のある方
是非ご連絡下さい。
  只今 会員募集中!
ご連絡をお待ちしております。
  「みはら歴史と観光の会」
■電話: 080-6335-9932
 事務局;三原宮浦
.       鈴木(スズキ)迄


















< 活 動 報 告 >

8月26日
月報発送作業
(後、大原、岡田、小川、
 金森、川上、桑田、近藤、
 正田哲、瀬畑、高岸、高杦、
 津島、西村、松竹、三好他)

8月27日
 勉強会
「三原浅野氏を学ぶ」(39)
 …15名参加

9月05日
 9月度理事会
(秋のバス研修旅行・
   市郷連沼田文化研究会行事等について)

9月23日
 京覧カントリークラブ入口花壇整備(瀬畑)


< 編 集 後 記 >

★橋本敬一先生の「西国街道」の記事に刺激されて、慶応年度の三原城絵図を広げて西大手門から入城してみた。右手の酉ノ御門に行けば秀吉が泊まった本丸御殿に通じるが、恐れ多いので左手の榎門をくぐって右手を見れば正面に広島城より遥かに大きい天主台が見えた。天守閣は見当たらないが三つの隅に立派な二重櫓があり、その間は綺麗な多聞櫓で繋がれている。西面はそれから一段下がって更に延びる多聞櫓が遥か瀬戸内海まで続いている。天主台を囲む堀に沿って北進すれば左手には大きな侍屋敷が並び、北端で堀に沿って右折すれば左手に後東門(後藤門)があるので二回鍵型に曲がってようやく通り丁に出た。右手は長い堀、左手には侍屋敷が延々と続く。見れば町奉行所もある。東端の突き当たりを二回鍵型に曲がって東大手門をくぐって漸く東町通りに続く道路に出ることができた。緊張の連続だった。(健)



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