会報「わが町三原」令和4年4月号
詳細
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[本町通りを彩る石のお雛さん]
数年前から本町の伝統ある寺社の長い石段に、赤い絨毯を敷いて主に 園児達が絵付けした自然石のお雛さんが飾られていたが、今年は本町通りや三原港の待合室に場所を変えて登場した。本町では2月19日(土)~3月5日(土)の期間中「西国街道・本町地区 お雛かざり」と称して、街道沿を中心に玄関前の軒下に数体づつ飾られ、夜間はライトアップもあった。
一方、三原港の待合室には、伝統的雛壇の隣に、石のお雛さんもほぼ同じ規模の段上に登場し、訪れた人々の目を楽しませていた。
2022.3.03 撮影 鈴木健次(宮浦)
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< 表 紙 >
表題:石のお雛さん大活躍
写真:本町通りを彩る
. 石のお雛さん
< 目 次 >
野生動物との共存(その2)
幸崎能地 行長 啓三
昭和22年の天皇行幸 (5)
沼田東町 西村 雅幸
日本の牛と馬、交通の歴史(22)
中之町 三好 邦範
三原市のカワウ対策
第2報(後期) (3)
幸崎能地 行長 啓三
会よりの便り 事務局
< 行 事 予 定 >
1.勉強会…
三原浅野氏を学ぶ(36)
(1)日時:
令和4年4月30日(土)
10時~12時
(2)会場:
サン・シープラザ4F
第2研修室
2.春のハイキング
…参加者募集!
(1)日時:
令和4年4月10日(日)
9:30~13;00頃
(昼食なし少雨決行)
(2)コース
木ノ浜・新倉めぐり
(詳細は
3月号の本文を参照願います)
(3) 集合・解散場所
沼田川防災ステーション
(途中抜けはOKです)
(4) 参加費
200円(解説資料・保険代)
(5) 参加申込要領
歩き易い服装で、飲物・雨具等持参とし、会員は氏名会員外は住所・電話番号含めて4月5日までに事務局宛申込み方。
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< 歳 時 記 >
野生動物との共存(その2)
~国づくりにおける
野生動物対策~
幸崎町 行長 啓三
本誌359号で、野生動物との共存について、自然保護と山の暮らしに視点を置いたが、今回は国づくりの観点からその対策について考えてみる。
近年、野生動物による被害は農林漁業に限らず、人の生活や命におよぶことがある。しかし、野生動物に対する対策は、行政においても農林水産課が中心の、農家の課題、農業施策の問題に矮小化される傾向がある。
野生動物の数や生息場所は、人間の数や生活場所に左右される。わが国では、軍需品の獣皮革・木材需要が増加した明治から昭和初期に限って、捕獲と森林伐採により野生生物が激減した。そして今、山村の過疎や農林地の荒廃は、野生動物にすみかと餌を提供し、ひいては生息頭数の増加や市街地への移動を可能にしている。つまるところ、人間の社会や暮らし方をどのようにするのかという「国づくり」と密接に関連した問題と言える。
今、ここで私たちに求められていることは、野生動物対策を、農家・農業・農村の問題ではなく、すべての国民の安全・安心を守るための国の責務であると捉え直すことである。その上で、野生動物対策を一元的に担う行政組織や法体系を整え、科学的根拠に基づく長期的な野生動物管理計画を立案し、専門家を育て、山や農村を整備し、山村に人口を分散させ、日本を「野生動物に強い国」に作り替えることが必要なのである。
三原市では、平成27年度から獣害対策専門員を配置するとともに、令和元年には、市街地における野生動物対策として、町内会や団地等を対象に、野生動物に対する学習会や環境改善を、農業・林業・水産業の枠を超えて対策に取り組んでいる。
また、中国山地で森林の荒廃が課題となる中で、小型の機械を使って間伐を繰り返す「自伐型」と呼ばれる林業が広がり、定住者を呼び込んでいるなど、これらの取り組みを市町・県・国が総合的により深化し、「野生動物に強い国づくり」に発展させていきたい。
.【会員募集】
興味のある方
是非ご連絡下さい。
只今 会員募集中!
ご連絡をお待ちしております。
「みはら歴史と観光の会」
■電話: 080-6335-9932
事務局;三原宮浦
. 鈴木(スズキ)迄
< 活 動 報 告 >
2月20日
市郷連理事会
(今年度の実績と来年度の行事予定)
沼田文化研究会、新高山城跡を守る会、八幡歴史探訪会の理事等との協議に上田会長と鈴木事務局長が参加した。
2月25日
月報発送作業
(後、大原、小川、金森、川上、桑田、小森、近藤、正田哲、高岸、西村、平岡、松竹他)
3月07日
3月度理事会
(今後の活動について)
3月17日
京覧入口花壇に水仙の球根植え込み
(小森、津島、近藤)
< 編 集 後 記 >
★今年の春のハイキングは、萩藩毛利の殿様の参勤交代用にお抱え絵図方・有馬喜惣太が作った「中国行程記」にも記載されたている三原城から西方二番目の一里塚跡のある木ノ浜地区近辺を訪ねる
★近くにあった口番所跡と現存するその当時の門や三原浅野の殿様が鷹狩の際休息したという水哉廬から移植された老松も見物できる。一方、明治27年に開通した山陽鉄道はJR山陽本線と名称が変わった後、近年になって路線変更されたが、この地区に貴重な遺構がある
★その他田ノ浦雙照院の定屋和尚が架けたとして有名な定屋大橋等もあり、平坦なコースの中に見物する史跡が多い地区である
★ピーク時が過ぎたとはいえ、コロナ感染の脅威が消えたわけではないので、マスク着用等対策を確実に取って、大勢の参加があることを期待したい。 (健)
この情報は、「みはら歴史と観光の会」により登録されました。