会報「わが町三原」令和3年6月号
詳細
〔 塩釜神社前にての集合写真 〕
コロナ禍のため、昨年延期された糸崎駅前から古浜経由三原城船入櫓跡までのハイキングが4月11日に実施された。この日を待ち望んでいた30人が、コロナ感染対策を厳しく守って参加した。一面の青空の下、三原城築城以前から明治・大正・昭和・平成への移り変わりを残す今回の散策コースを堪能することができた。数週間後、三原市は「新型コロナウイルス感染防止集中対策」期間に入るという際どいタイミングであった。
2021.4.11 撮影 三菱重工労組三原支部
. 橋詰書記長
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< 表 紙 >
表題:快晴下で春のハイキング
写真:塩釜神社前にての集合写真
< 目 次 >
「ムクロジ(無患子)」に「出会う」
沼田東町 津島 敏子
春のハイキング感想文
本町 正田哲夫
小泉町 吉岡利文
古浜 一瀬尚志
三原市のカワウ対策
. 第2報(前期) (2)
幸崎町 行長 啓三
会よりの便り 事務局
< 行 事 予 定 >
1.勉強会 「三原浅野氏を学ぶ」(30)
(1)日時 : 令和3年6月26日(土)
場所:サン・シープラザ
. 4F第2研修室
10:00~12:00
マスク着用にご協力願います。
(中止の可能性あり)
2.レキカン創立30周年記念式典
ならびに記念講演会
(1)場所:
三原市中央公民館 中講堂
(2)日時:
令和3年6月13日(日)
. 13:00~
講演会「小早川隆景と
乃美宗勝」(その2)
講師:県立広島大学名誉教授
秋山伸隆先生
. 15:00~
レキカン創立30周年記念式典
. 15:40~ 総会※
■いずれも中止!!
※総会は、昨年同様に理事さんによる書面決議方式を採用させていただきます。
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< 歳 時 記 >
「ムクロジ(無患子)」に「出会う」
沼田東町 津島 敏子
6月になると大島神社境内の階段下のムクロジの花が一斉に咲きだす。今年は隙間なく建つ60柱の赤鳥居の上に堂々と咲きこぼれることであろう。
個々のそれは地味で花と呼ぶには若干抵抗もあろうかと思うが、私的にはその輝くばかりの萌黄色の花は感動もの、見事に咲き誇っていると形容したい。
出会いは7年前の秋、ガイドの予習復習をしようと、妙正寺から大島神社、宗光寺へ抜けようとして、草むらにふと目についた木の実、「なんだ~これは?!ミニチュア版ガレのランプシェードではないか…」見上げれば、今まで何気なく見過ごしてきた木の果実であった。
黄葉の見ごろの余韻をわずかに残して舞い散っている。新米のガイド中であれば、余裕なく、気づくことができなかったかもしれない。持ち帰って調べれば、「ムクロジ(無患子)」子が患うこと無しなのである。
語源はさておき、その実はお釈迦様の贈り物とも呼ばれ、念珠、厄を撥ねる羽根突きの玉、薬用に石鹸、錆び落とし等々、食用も可という。ここ大島神社の祭神の中に金山彦命があって、鉄工関連の崇敬篤く、今でも鞴祭りが行われているというから、ムクロジも錆び落としの木として植えられたのであろうか。「薄知ガイド」をまたまた自覚。いつ歩いても新たな発見ありと辛うじて喜ぶべきか。
これをきっかけに大島神社ではムクロジの話をしている。中に「ムクロジとはこれだったのか」という人があり、亥の子の数え歌に出てくるそうである。手まり歌の「いちじくにんじん」にもムクロジが歌われている。古くから人と共にあった木なのである。
昨年は鈴なりの年でしかも境内が整地されたため、夥しい数のお釈迦様の贈り物を目にした。昔懐かしい「魔法瓶」の形と言った方がいいかもしれない。この実を生かすことはできないか、お守りとか参拝記念のストラップとか石鹸とか…。
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.【会員募集】
興味のある方 是非ご連絡下さい。
只今 会員募集中!
ご連絡をお待ちしております。
「みはら歴史と観光の会」
■電話:080-6335-9932
事務局;三原宮浦 鈴木(スズキ)迄
思うばかり?は置いといて、自然でも人でも、「出会い」なくしては、唯の草木に風景、単に行き過ぎる人。出会いにするか通り過ぎるかは自らに係っている。「出会い」を敏感に受け止める感性を持ちたいと思う。
< 活 動 報 告 >
4月27日
月報発送作業
(大原、小川、金森、桑田、小森、
近藤、正田哲、瀬畑、高杦、
西村他)
5月03日
5月度理事会(30周年記念式典他)
5月16日
市郷連総会
(中止とし書面決議方式へ)
< 編 集 後 記 >
★4月23日以降三原市に新型コロナウイルスへの感染者が急増し、5月08日から6月01日までが「新型コロナウイルス感染防止集中対策」期間であったが、更に5月16日~5月31日まで、広島県に緊急事態宣言が発出された
★この為、6月に予定されていたレキカン創立30周年式典・総会・記念講演会の全てを中止することになった。多くの人が一堂に会して、同じ目的を達し互いの現状を確認し、今後の活動の活力を得る大切な機会であるが、それが出来ないのは残念である
★一日も早く事態が終息し、11月に予定しているバス研修旅行が無事実施できることを祈りたい
★一方、12月に発行を予定している「30周年記念誌」は、大勢で集まることはないので、会員の皆様からの原稿が集まれば発行できる。先月もお願いしましたが、30年在籍者は勿論、新入会員さんも思うところを文章にして9月末までにお寄せください。(健)
この情報は、「みはら歴史と観光の会」により登録されました。