会報「わが町三原」令和4年9月号
公開日:2022年09月02日 最終更新日:2023年06月30日
詳細
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[ 小早川隆景展のテープカット
於 三原リージョンプラザ ]
(左から 陶市議会議長、小早川隆治氏、岡田市長、計田教育長)
小早川家第22代当主隆治氏から、この度譲り受けた小早川家ゆかりの書状や肖像画等8点に加えて、2017年の三原城築城450年事業で隆治氏から寄贈された鎧兜など29点も加えた三原市の企画展「小早川隆景展~おかえりなさい。ふるさと三原」が2022.7.30~8.15の間に開催された。展示会場のテープカットやその後のトークショーに登壇された隆治氏からは、譲渡した史料が今後地域振興等へ活用されることに期待する旨の挨拶があった。
2022.7.30 撮影
鈴木健次(宮浦)
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< 表 紙 >
表題:待望の小早川隆景展開催
写真:小早川隆景展のテープカット
於 三原リージョンプラザ
< 目 次 >
経つ程に解せないこと
沼田東町 津島 敏子
秋のバス旅行案内
沼田東町 西村 雅幸
小早川家を想う
小早川秀秋顕彰会 小早川 紀伊
三原市のカワウ対策
第2報(後期) (完結編)
幸崎能地 行長 啓三
橋本敬一先生講演記録
「西国街道」(1) 事務局
会よりの便り 事務局
< 行 事 予 定 >
1.勉強会…
三原浅野氏を学ぶ(40)
※マスク着用願います。
(1)日時:令和4年9月24日(土)
10時~12時
(2)会場:サン・シープラザ4F
第2研修室
2.レキカン秋のバス研修旅行
…参加者募集 !
(締切 9月23日
先着27人まで)
(1)日時:令和4年11月03日
(木・文化の日)
集合 7:15 隆景広場
出発 7:30
帰着 18:30頃 隆景広場
(2)訪問先:
愛媛県新居浜市近辺の天正の陣跡巡りで全て平地。
(詳細は案内参照願います)
(3)参加費:
8,000円…
(含む昼食代、記名の封筒に釣り銭なきよう・当日払い)
(4)申し込み要領:
期限までに、会員は氏名のみ、会員外は住所・電話番号も含めて事務局まで葉書・FAX・Eメールにて申込方。
3.県史協 大竹大会
. …申込みは締め切りました
(1)日時:令和4年11月19日(土)
9時~16時
(2)会場:大竹市大竹会館
アゼリアホール
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(3)行事:
午前: 県史協総会と講演会
. 「港町.小方と亀居城(仮)」他
. 午後: 臨地研修会
亀居城跡、小方町など
< 歳 時 記 >
経つほどに解せないこと
沼田東町 津島 敏子
「山姥の手形」が市の天然記念物に指定されたのは令和2年10月21日だった。当時、新聞記事で見て、あれっ?と思った。というのも、1990年1月に出版された小泉小学校小泉幼稚園編集の「わたしたちの町こいずみ」という本の中の伝説の項に「山の神の掌あと」として紹介されていたからである。気になって読み返してみたら、文中、昔子供のしつけに「いたずらをしようと明白山からこわい山姥がくるよ。」という具合に使われたという。しつけのためには、山の神も山姥に化けるんだなあ…と。
「山姥」は、超マイナスイメージ。なんで女ばかり!「山爺」はいないのかと探せば、こちらは一地方限定。まァ全般、女を卑下虐げ、それ故恐れた前時代の遺物といったところか。それはさておき、ウィキペディアによれば、「山姥」は、奥山に棲む老女の怪。日本の妖怪で山に住み人を喰らうと考えられている。姥捨て伝説の副産物とも、山の神に仕える巫女が妖怪化、地母神の劣化。とある。怖い怖い山姥なのである。明らかに山の神とは別物である。
「三原市史」7巻民俗編には長谷町の「山ん婆の足跡」と共に小泉町「山の神の掌跡」として記載されている。長谷町の「山ん婆」は京覧畑に住む山ん婆が長者ヶ原まで行って子供をさらってきたところ観音様に叱られて、子供を離して逃げ去ったときの足跡 (土地伝承) とある。かたや小泉町は山の神のしるし残したもの(金岡三郎著『沼田地方の伝説』より)とされている。原文によれば、「山の神岩」と書かれているのである。
なぜ「山姥の手形」と命名されたのか。市史であれ伝説であれ、はっきりと違う表現が用いてあるのに。山の神=山姥なのか。山の神変じて山姥なのか。しかも、北に山ん婆の足跡あり、南に山姥の手形あり、この辺には、その昔、悪い山姥が住んでいて、足跡やら手形やら残ってるんだって、というストーリーも出来上がってしまうではないか。
生来うっかり者だから、時が経ってなるほどと思うことは多いし、難しいことはわからないけれど、未だに解せない。
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【会員募集】
興味のある方
是非ご連絡下さい。
只今 会員募集中!
ご連絡をお待ちしております。
「みはら歴史と観光の会」
■電話: 080-6335-9932
事務局;三原宮浦
. 鈴木(スズキ)迄
< 活 動 報 告 >
7月27日
月報発送作業
(後、大原、岡田、小川、
金森、川上、桑田、正田哲、
瀬畑、高岸、高杦、津島、
西村、松竹、三好他)
7月30日
勉強会
「三原浅野氏を学ぶ」(39)
…中止
8月01日
8月度理事会
(県史協大竹大会・
秋のバス研修等について)
8月21日
桜山立木周り整備 … 中止
8月22日~23日
京覧カントリークラブ入口花壇整備・施肥(瀬畑)
< 編 集 後 記 >
★三原の夏に3年ぶりにやっさ踊りがもどり三原駅前近辺を賑わした
★新型コロナウイルス対策として、1チームの出場人数を制限したり、間隔を開けて踊るなどの制約はあったが、参加者の笑顔で見物人にも笑顔が溢れていた
★8月12日の早朝6時から、今年は西町・本町・城跡公園までの三原駅北側方面を深編み笠の浴衣姿で三味線・笛・小鼓で三原小唄を流す「連れ弾き」に始まり、14日20時から沼田川中土堤で打ち上げられた6千発の花火で締め括られた
★同時期の7/30~8/15はリージョンプラザで「小早川隆景展」、8/12~8/28は本郷生涯学習センターで「みはらの遺跡展パート1」が開催され、イベント満載の夏休みであった。
(健)
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