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会報「わが町三原」令和2年5月号

公開日:2020年05月12日 最終更新日:2023年06月30日

タイトル 会報「わが町三原」令和2年5月号

詳細

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  [ 船入櫓跡の広場中央で
        人出を待つ満開の桜 ]

 「レキカン春のハイキング」が実施される予定だった4月5日、その最終訪問先の船入櫓跡の広場を訪ねた。花見客はまばらだったが、中央の満開の桜の下に、20~30人位が座れる広さのブルーシートを敷く人がいた。新型コロナウイルス感染拡大でハイキングが延期になったが、来年の桜は皆で楽しみたいものだ。

   2020.4.05 撮影  鈴木健次(宮浦)

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< 表 紙 >

表題:船入櫓跡で咲く桜

写真:船入櫓跡の広場中央で
        人出を待つ満開の桜


< 目 次 >

「変わらないもの」
「変わりゆくもの」
          城町 山本 公恵

「小早川隆景と乃美宗勝」
(完結編)
県立広島大学名誉教授
               秋山 伸隆

謎の古石塔(後日談) (2)
          糸崎 大谷 和弘

三原市のカワウ対策ー第1報 (1)
         幸崎町 行長 啓三

会よりの便り         事務局

< 行 事 予 定 >

1.勉強会…
 三原浅野氏を学ぶ(22)※

 3月以来持ち越しの(22)回は、5月も中止とします。

2.市郷連総会…

(1)開催要領:
  書面決議方式を採用します。

3.レキカン総会…
 記念講演会と懇親会は中止し、総会のみとします。

(1)開催要領:検討中です。
 
*蔵書と寄贈文献のご紹介*

 寄贈ありがとうございました。
      (港町福岡文庫保管)

 三原市歴史民俗資料館の福井万千先生より以下の資料の寄贈がありました。

1.三原市民俗資料館常設展示解説資料「みはらの歴史」…全20頁

2.拓本のとり方…全9頁




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  < 歳 時 記 >


「変わらないもの」「変わりゆくもの」

       城町 山本 公恵

 「ウワー凄い奇麗な眺めじゃね」「あれが因島大橋ね?」こんな感嘆の声をたくさん聞いたのは、昨年12月9日から13日迄開催された「奉祝 天皇陛下御即位記念パネル展」の会場となった三原市役所8階のロビーだった。このパネル展は、昨年広島県下、23市町を巡回で開催されたもので、三原市の来場者数が3番目に多かったのは「広報みはら」や「三原テレビ」での案内に加え、この会場からの眺望も大いに後押してくれたようにも感じている。入り口には「来庁者、職員に開放しています。飲食可です」の看板もある。

 ロビーからの風景に見とれた後の皆さんの目は、帝人三原工場の跡地へと移る。昭和9年10月16日、帝人三原工場は落成開業式を挙行し、当日はやっさ踊り、旗行列、変装行列、山車引物などが町内を行進し、三原酒の鏡割りで飲み放題の接待も行われたとか。

 従業員は、地元採用のほか、西日本各地をはじめ、遠くは東北地方からの人も。帝人通り商店街は、瞬く間に中心商店街として発展をしていったのである。

 瀬戸内海と帝人三原工場のシンボル的な3本の煙突は、デッサンの主役を占め、私もよく写生をした懐かしい記憶がある。三原市市歌にもある、瀬戸の海、竜王宇根の緑などの風景は「変わらないもの」の筆頭だろう。

 一方、文化も環境も地球も「変わりゆくもの」は無限に存在する。現在、帝人跡地は、希望の光を求めるように重機の動きが盛んで、人口減を抑制したい市民の視線は、期待を込めて熱く注がれている。

 三原市は、海に面した立地を観光に生かせる夢も沢山持っている。広島港=三原港の観光クルーズ船も就航するし、先日、三原国際ホテルで「みなとオアシスまちづくり講演会」が開催された折「港から三原を元気に!」のアピール宣言を頼もしく聞くことができた。



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【お知らせ】船入櫓入口の張紙



 令和2年の今年、7月末の完成を目指して、三原の駅前は図書館、ホテル、商業施設の工事が進んでいる。併せて西館も、老人大学、児童館などの移設でリニューアル中である。

 歴史を忘れず、知恵を絞り、「知」をつなぎ「未来」を創る。新たな時代に適応しながら生きていくのが人間だ。さあ、皆で考えよう!
 


< 活 動 報 告 >


3月27日
 月報発送作業
 (大原、小川、金森、桑田、小森、
 近藤、正田哲、瀬畑、津島、 
 西村、水野、村田、森明他)

4月06日
 4月度理事会(年間行事予定他)



< 編 集 後 記 >


★昨年のレキカン総会当日、県立広島大学の秋山伸隆名誉教授に講演していただいた「小早川隆景と乃美宗勝」の講演記録は今回が最終掲載となりました

★続いて今年度も「小早川隆景と乃美宗勝」(その2)として、ご講演をお願いし、会場もチラシも準備完了していましたが新型コロナウイルス感染防止策のため中止し、来年に延期させていただくことになりました

★一方、市郷連やレキカン総会は、昨年度の実績報告と今年度の活動方針を協議する重要な場ですが、安全重視の観点から前者は書面決議方式とし、後者も開催要領を検討中です

★今後、感染防止策を全ての人が守り、今秋に予定されているレキカン秋の研修旅行や市郷連の合同現地研修会が無事開催できるように事態が好転することを祈っております。 (健)

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