みはら市民協働サイト つなごうねっとまほろばくろたに

団体紹介

大和町黒谷地区は,三原市最西北端,東広島市との境界に位置する典型的な中山間地域です。面積は3平方キロメートル,南北2km東西1.5km黒谷川流域に開けた棚田地帯で区域の8割は山林です。

人口は110人(44世帯)で地区平均年齢は56歳,高齢化率は45%です。(平成28年2月末現在)

黒谷地域は古くは古墳時代から開け,鎌倉時代初めから本格的に開発されて,中世・戦国時代を通じて草井氏が統治した歴史のある地域です。地域には歴史のロマンを語る,黒谷古墳(県指定)・太郎丸城址・黒谷宝篋印塔(市指定)・下草井八幡神社栂木(県指定)・八幡神社・観音堂等数多くの文化財が残っています。

「まほろばくろたに」は,平成24年4月,地域の文化・産業の掘起しを行うとともに他地域との交流による地域の活性化を目指して主として60歳以上の会員12名で発足しました。

現在の取組活動は,浅野藩献上草井銘茶「鷹爪」復活事業,お茶摘み・てもみお茶づくり体験交流会の開催,黒谷川の環境整備によるホタルの保護とホタルを見る会の開催,年末集会所門松づくり等です。

画像は,草井銘茶鷹爪の印判です。「芸州豊田郡鷹爪上茶草井村」と彫印されています。地域に残る古文書によれば,鷹爪茶樹は正元年中(1259)頃京都山城国栂尾より移され,江戸時代は,下草井村庄屋が献納役として12斤の煎茶にこの印判を押して浅野藩に直接献納したとあります。

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