ホーム > 団体活動紹介 > 会報「わが町三原」平成30年8月号
会報「わが町三原」平成30年8月号

  〔 水を求めて様々な場所へ 〕


  この度の記録的豪雨で、三原市は平成17年に合併した地域を中心に、山崩れ、床上・床下浸水等、甚大な被害がもたらされた。三原駅近辺の地域は、冠水はなかったものの、水源である沼田川の濁りが激しく浄化能力を超えていたことや一部の取水設備が破損したことから取水できず、一週間程断水した。そのため、市役所が手配た給水車や個人商店等から井戸水の無償提供があり、暑い中、住民は水取得対策に四苦八苦であった。家屋や田畑の被災者の苦しみはこの断水の比ではなかろう。一日でも早い復旧を祈るばかりである。


  2018.7.08〜13 撮影  
              鈴木健次(宮浦)

.


< 表 紙 >

表題:断水だけでも四苦八苦
写真:水を求めて様々な場所へ


< 目 次 >

悲劇の皇太子三原へ
         糸崎   大谷 和弘

平成30年度
県史協竹原大会の参加者募集!
        事務局  鈴木 健次

「福岡さん特別展」の報告
        事務局  鈴木 健次

福岡幸司さん
ありがとうございました
        円一町  真兼 鐵夫

江戸時代後期の花鳥画における ‘鳥’ (4)
        中之町  三好 邦範

会よりの便り        事務局


< 行 事 予 定 >

1.勉強会  三原浅野氏を知る(5)

時:H30年8月25日(土)10時〜12時

場所:港町福岡文庫

2.郷土写真展 
 「三原の辻堂めぐり」

 展示会場を大和町に移して
継続中

3.県史協
 竹原大会参加者を募集!

 要領は本文3頁に記載の通り

4.行事予告
 追って参加者を募集します

(1)レキカン秋の研修旅行

 時:H30年11月03日(祭)

 場所:月山富田城方面

(2)市郷連 現地研修会

 主管団体 : 八幡歴史探訪会

 H30年11月04日(日)
 を基準に日程調整中

 H29年度に作成した八幡の史跡・伝統文化・名勝等を記録したDVD
の鑑賞と現地研修会になるもよう。



【T 製麩工場】






< 歳 時 記 >

悲劇の皇太子三原へ

          糸崎 大谷 和弘

 「・・・軍艦八重山は、狭い瀬戸をいくつも抜け、備後地方の三原に入港した。わたしたちは下艦し、艦長以下幹部に別れを告げたあと、待っていた大型軍用車に乗り、三原駅へと急行し。・・・」

 これはオーストリアのフェルディナント皇太子の世界一周旅行日記の明治26(1893)年8月7日の一ページである。

 この時から21年後の大正3(1914)年にボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでフェルディナント皇太子が暗殺され、第一次世界大戦が勃発したため、悲劇の皇太子といわれている。皇太子は非常に旅行好きで明治25(1892)年にエリーザベト皇后号に乗り、トリエステを出港し、10ヵ月の世界一周旅行を行なった。

 日本政府はこのオーストリアの皇太子に対し、長崎港から軍艦八重山を提供し、国賓待遇でもてなした。下関から再度乗艦した皇太子は8月6日に宮島を見物し、8月7日に瀬戸内の景色を満喫し三原港へ到着したとされる。

 このような要人が三原港へ上陸し、三原駅から乗車したこともあったかと驚き年号を改めて確認した。

 山陽鉄道は明治25(1892)年に糸崎まで開通し、2年後の明治27(1894)年に広島まで開通した。

 糸崎まで開通した時、糸崎は2年間三原駅といわれた。当時糸崎は松浜港が活況を呈していた頃で、松浜駅か、糸崎駅かといわれている時、三原町の有力者の強力な陳情により、三原駅に決定されたそうだ。

 2年後に三原に駅ができると勿論三原駅だと名付けられた。何か納得がいかない気もするが、これも歴史の一ページである。

 三原港へ上陸と書かれているが、当時の三原港は要人が上陸するような状態ではなく、広島県最初の開港指定の6年前であったが糸崎の港へ上陸したのであろう。また、大型軍用車に乗って駅へ急行したというが、まだ自動車の普及してない頃で、立派な馬車であったのだろうか。




【某公園の手押しポンプ】




< 活 動 報 告 >

6月24日   桜山月例整備 

6月27日
月報発送作業
(瀬畑、村田、金森、越当、桑田、
        大原、西村、水野他)

6月28日
  県史協代表者会議
         (上田会長、鈴木)

6月30日
「三原浅野氏を知る」(3)
             …14名参加

6月30日
 港町福岡文庫整理
(瀬畑、桑田、大原、西村、岡田、
           小森、津島他)

7月02日
7月度理事会(福岡さん特別展他)

7月02日
 郷土写真展
「三原の辻堂めぐり」の撤去
(瀬畑、大坪、大原、西村、市場、
             丸田、鈴木)

7月03日〜10日
 「福岡さん特別展」 
     於 港町福岡文庫
(瀬畑、村田、金森、越当、桑田、
     大原、水野、津島、鈴木)


< 編 集 後 記 >

★連日豪雨に見舞われたが、何とか「福岡さん特別展示」を準備開催して五日目の7月7日、水道が断水しそうとの情報に、当番員も家事対策があるので急遽休館とした

★午前11時前だったが、すでにスーパーやコンビニに飲み水を買い求める客が殺到していたとのこと

★程なく自宅の井戸水を無償提供という奇特なお店が紹介され、飲み水は給水所へ、洗濯やトイレ排水には井戸水集めが日課となった

★給水車には山口市や長崎市などの表示があった。それでも不足との声も聞こえるが、今回程の広範囲災害では、対応の難しさもあったであろう。それにしても、井戸水は宝の水、命の恩人に見えた

★様々な手段で断水対策は取れるが、床下・床上浸水や家屋の損壊等を報じる新聞やテレビ等を見ると心が痛む。一日も早い復旧・復興を祈るばかりである。
                   (健)
この情報は、「みはら歴史と観光の会」により登録されました
前の画面へ戻る
▲ページトップ