みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成28年5月号

 〔土肥実平夫妻銅像 と 
           勇壮な武者パレード〕


 レキカン創立25周年の記念すべき年に当たり、平成28年4月03日に実施された第86回武者パレード見学と土肥祭参加を主体に、土肥実平関連史跡めぐりと、地元の「土肥会」との交流会を持つべく、湯河原町を訪問した。
 




  H28.4.03 撮影  鈴木健次(宮浦)

【土肥実平が源頼朝を先導】
■写真を「クリック」すると(拡大)して見えます。(写真上)



< 表 紙 >

表題:湯河原町訪問
写真:土肥実平夫妻銅像と勇壮な武者パレード


< 目 次 >

すずらん燈が輝いていた頃
         本町 正田 哲夫

「湯河原町をたずねる」を終えて
        事務局 鈴木 健次

湯河原町見聞
         城町 大坪 一夫

湯河原町を訪ねて
         長谷 川上 哲司

三原の殿様鷹狩りにお越し
〜甲奴郷土史だより〜
        甲奴郷土史研究会

会よりの便り       事務局



< 行 事 予 定 >

1.市郷連総会
   … 参加は代議員のみ


(1)時:H28年05月08日(日)13:30〜
 
(2)場所:三原市中央公民館
          第一講座室

2.創立25周年記念総会と
            記念講演会

(1)時:H28年06月11日(土)
   14:00〜式典・講演会
   16:10〜総会

(2)場所:三原リージョンプラザ
            文化ホール

(3)講演会
     講師 本多博之先生
      (広大大学院教授)

     演題 「 隆景と秀吉 」

    参加費無料!(予約歓迎)

(4)総会
    27年度の活動報告と
         28年度の予定

(5)懇親会
   同日18:00〜 於 本町会館

   懇親会の会費は1,500円
   (当日キャンセルは、全額徴収)

(6)申込み締め切り
  (3)(4)(5) いずれも6月07日(火)

 講演会は空席があれば、当日参加も可能であるが、資料準備上予約歓迎。



【北条政子と実平夫人の御所車】
■写真を「クリック」すると(拡大)して見えます。(写真上)




< 歳 時 記 >

すずらん燈が輝いていた頃
  〜 昭和30年ごろの記憶 〜

         本町 正田 哲夫

 父に連れられ福山駅で降りた。 人が多く駅前にバラックが何軒かあった。帰りに駄菓子屋でキャラメルを買ってもらった。

 三原に着くと専売局の横に大きな松が見えた。
 帝人通りと本町の間に踏切小屋があった。

 先ほど糸崎駅で乗換えた汽車が汽笛を鳴らし通過した。
 踏切番のおじさんが天秤の分銅を押えると長い竹竿が揚がった。

 踏切の向側に「鈴蘭燈」が点いていた。
 松竹座まで坂を歩くと本通りも鈴蘭燈が点いていた。

 小生は幼稚園年長組。時は昭和30年。そんな時代の記憶である。

 昼間の本通り。往来する人の中を牛や馬が大八車を曳いていた。 コンクリートの道路は馬糞が所々落ちていた。

 新品の運動靴に馬糞を付け家に帰った。親にひどく怒られた。

 近所のお兄さんに「馬糞を靴で踏んだら“早よう走れるんじゃ!”」と聞いていた。
 運動会は1番になれなかった。

 夜。鈴蘭燈の下から人垣が走ってくる“エイサー!エイサー!”。

 大八車に人を乗せ小林医院まで運ばれて行った。

 頭は血だらけ足のゲートルは裂けていた。鉄道事故か。
 「兵隊も同じよのぅ。仏にならにゃぁえーが!」と大人が言った。

 幼少期その光景は強烈だった。

 2月の節分。夕方から近くの家にカン袋を持って回る。

 「鬼の豆つーかぁしゃ〜!くれんもな〜真宗!」煎った豆を一合枡でカン袋に入れて貰う。

 何軒か回るのち線路端の小料理屋に行った。

 豆や煎餅が一杯入った袋に鳥串を入れた。
 タレで豆はグチャグチャ。
 袋は破けだす。走れば豆が落ちる。往生した。

 それでも鈴蘭燈の下まで帰ると安心した。


【後方を護る武者隊】
■写真を「クリック」すると(拡大)して見えます。(写真上)




 神明さん。ダルマくじを目当てに竪町まで行く。

 大橋で白衣の人に手を合わせ涙するお婆さん。
 杖をつき財布から飯盒にお金を入れた。

 アコーディオンで軍歌を歌う傷痍軍人。義足の片足は膝から下が無かった。

 くじでスカのタワシを持って大橋まで帰った。
 その白衣の軍人さん。
 両足で歩き川土手で小便をした。
 ふしぎでならなかった。
 近所のお兄さんが“大きい声で言うなょ!”と小声で言った。
 やっぱり不思議でならなかった。
     (昭和の情景を伝えたい。)


< 活 動 報 告 >

3月26日
 古文書事始め「甲州殿鷹野へ御越記録」ほか …17名参加

3月27日
 桜山月例手入れ日

3月28日
 月報発送作業
(村田、瀬畑、金森、桑田、越当、松竹他)

4月02日〜03日
 研修旅行「湯河原町をたずねる」
         …19名参加

4月04日
 4月度理事会(湯河原訪問研修旅行の振り返りほか)


< 編 集 後 記 >

★湯河原町の武者パレードを初めて拝見した。全町民が一体となった素晴らしいイベントであった。

★源頼朝役の町長と土肥実平役の町議会議長が甲冑を着て、颯爽たる騎馬姿で全体を鼓舞する。

★ガールスカウトを先頭に、中学生の吹奏楽部、子供侍、各種保存会、北条政子や実平の妻役は一般からの応募、武者役は各地の保存会や一般からの応募もあり、女性や高校生も立派に役を演じていた。

★さらに感心すべきは、その武者が纏う鎧甲の多くは、土肥会会
員のボランティアで厚紙をベースに、表面をコーティングし、無数の穴を明けて糸で編みあげた手作り品であった。

★40頁におよぶ行列実施要領書には、スケジュール、行程、配役はもとより、出陣式の口上案もしっかり記載されていた。 (健)





前のページへ戻る
みはら市民協働サイト つなごうねっと