三原地震防災リサーチネット
                               

平成26年度地域防災リーダー養成講座

自然災害の多発化、大規模化に備えて三原市の地域防災リーダーの養成研修として企画された。

日時:H27年1月24日(日)9時〜16時
会場:三原市ゆめキャリアー
主催:三原市
支援:三原市防災ネットワーク13団体
参加者:H26年度地域防災リーダー60人

開催挨拶:三原市危機管理課 向井課長

<講演>

1.演題:土砂災害の防止・減災のために伝えなくてはならないこと
 −広島市の土砂災害を受けてー

講師: 広島大学大学院総合科学科教授 海堀正博氏


要点を下記に記録す:

(1)3つの悪条件が重なり、被害が大きくなった
・未曾有の豪雨だった・住宅密集地であった・対応の難しい真夜中であった
(2)99年6.29広島土砂災害後の土砂災害危険区域情報
・安佐南区では住民の多くは知らず、この地域で68人の犠牲者が出た
・安佐北区では危険性が住民説明会で行われ自主防災活動が活かされた
(3)花崗岩と異なる岩石でも土石流は起こる
・堆積岩や流紋岩や斑紋岩類等も
(4)花崗岩地域の土石流
・花崗岩類が多いところで土石が流れ、削られやすい
・県営緑丘住宅では流路勾配13〜18°で岩盤露出状態、勾配8°でも巨岩流出
(5)500年に1回の雨量より大きい降雨であった 239mm>118.3mm
(6)前日、当日の気象状況
・20日03:21分 土砂災害関連最初の119通報
・03:30分 広島市災害対策本部設置
・03:30分〜 119や危機管理部に市民からの被害通報多数
・04:15分 安佐北区避難勧告発令
・04:30分 安佐南区同上
(7)避難勧告の遅れと犠牲者多数の関係?
・避難勧告対象者は十数万人から数十万人・避難行動がより危険だった可能性も
(8)「8.20広島土砂災害」で明らかになった事
・行政からの一方的防災対策では不十分
(9)土砂災害の防災・減災で伝える事、知っておく事
・土砂災害(土石流、崖崩れ、地滑り)が多い県は広島県
(10)災害犠牲者が大きくなる事
・原因となる自然現象を知らなかった 
・情報が伝えられなかった→町内、自主防災組織の伝達網の確立、訓練
・危険を回避できなかった→ 異常事態の想定訓練
・過信・慢心・諦めがあった 



2.演題:広島県防災Webの紹介

講師: 広島大学大学院総合科学科教授 海堀正博氏

広島県の防災関係情報として役立つ「広島県防災Web」の紹介説明が行われた。

(1)広島県防災Web : http://www.bousai.pref.hiroshima.jp/hdis/

(2)広島県防災気象情報: http://www.bousai.pref.hiroshima.jp/info/disp?disp=W1010

(3)広島県観測情報 : http://www.bousai.pref.hiroshima.jp/info/disp?disp=R10100
 雨量実況一覧、土砂災害危険度、推移状況一覧、潮位実況一覧等

(4)広島県土砂災害危険度情報 :http://www.d-keikai.pref.hiroshima.lg.jp/index.php
 大雨注意報・警報・土砂災害危険度情報、XRAIN雨量等

上記4件の防災情報へWeb Netでアクセスすることによって県内市町の状況を知ることが出来る。
これにより各地域の危険状況を把握し、自主的、積極的に避難行動に移る判断と地域住民への早い段階での状況連絡が可能となる。

広島県の防災情報を理解することと、有効適切な活用に取り組むことはこれからの防災活動に必要な
事であると説明された。

特に次の事項に注意が必要だ:

・毎時間雨量、10分間雨量、累積雨量 
・今後の予測雨量
・土砂災害の危険度の切迫度を知ることが出来る

<DIG演習>

受講研修者60人が8班に分かれてDIG(災害図上訓練)について三原市防災士会竹原氏から説明され、続いて復建調査設計(株)渡辺氏、柳川氏両氏の指導と三原市防災ネットワーク会員の支援により「DIG演習」は研修者が地域の危険個所、安全個所、避難箇所、避難ルート等を話し合いながら避難場所へのルートを設定などのワークを研修した。

危険災害が発生し、避難する事態に備えての図上訓練であり、自分の住む地域の災害時の状況を事前に知っておき、避難に必要な事を把握しておくことは必要な事である。
<災害時の訓練>

三原市消防署による指導のもとに下記3件の実習訓練を行った。
―藉消火訓練 ▲蹇璽廛錙璽4憤彙寛揚汰訓練。
各訓練とも基本的なもので災害時に役立てたい。
あとがき:

 
・講演1:「広島市の土砂災害を受けて」は県内どこでも共通の課題で、関心深い内容であり三原市内でも活かしたい。
・講演2:「広島県防災Webの紹介」は土砂災害に関係深い気象情報の重要なことが指摘され、行政に依存しなくてもWebが可能な人は地域の防災活動に活かす事を勧められた。Webが可能な人は積極的に活用する事が家族や地域の安全に繋がる。  (桑木)


お知らせ:

・3月15日(日)10時〜13時
三原市防災ネットワーク主催
− いのちを守る「防災体験」今知っておくこと− を田野浦小学校で開催します。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

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