みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成27年2月号

[田野浦金剛寺
  護摩法要と火渡り修行]
 H27.01.12 撮影 鈴木健次

 時折雪が舞う寒空の正月12日11時40分、法螺貝の合図で護摩法要が始 まった。太鼓の音と読経がよく調和して、勢いよく護摩の炎が立ち上り、本堂内外の空気が引き締まる。午後は、境内の護摩壇に火が移され、修験者に続いて参加者もそれぞれの願を込めて火渡り修行をしていた。

  [本堂での護摩法要]


  < 表 紙 >
表題:
 田野浦金剛寺の火渡り
写真:
 護摩法要と火渡り修行


  < 目 次 >
伝統文化と文化財保護
      宮沖 宮原幸司
平成26年度総会記念講演の要旨(完結編)事務局
三原(旧)一周膝栗毛に参
加して(その2第七コース)
      皆実 桧山幸三
若丸山城の謎
      糸崎 大谷和弘
「からかさ・連判のこころ」とくじゅまる物語5
    市川市 下西勝彦
会よりの便り   事務局

< 行 事 予 定 >
1.勉強会 「萩藩行程記で古文書事始め」(その3)
(1) 日時:H27年02月28日 (土) 10時〜12時
  場所:サン・シープラザ2F
(2) 申し込み(その1)の受講者で継続者は申し込み不要。欠席者と新規希望者は、資料準備の都合上、2月16日までに事務局宛連絡願います。
2.レキカン春のハイキング予告
(1)行先:佛通寺仏殿と昇雲の滝方面を散策する
[炭になった護摩の渡り初め]



(2)日時:H27年4月5日(日)
 11:10佛通寺駐車場集合
 15:50佛通寺駐車場解散
 (ご参考定期バス
   10:24三原駅発
   16:48三原駅帰着)
(3)申し込み3月号で募集要領を掲載します。


  < 歳 時 記 >
伝統文化と文化財保護
     宮沖 宮原幸司
まさに「無残なり三太刀山」の一言に尽きる。本郷町の沼田川に面し、地元の歴史を詰め込んだ“沼田文化の博物館”とも云われる由緒ある小山が区画整理事業の下に切り崩され、丸坊主となって、間もなく公園に変貌する。
 源平の戦いで平氏滅亡の後、地頭として関東から沼田荘に入った小早川氏が居城としたのが三太刀とも伝えられ、大型の掘立柱建物を含む十五棟以上の建物跡や柵・塀・池・水路・井戸などの遺構が確認されている。また、多量の土師質土器や青磁・白磁の輸入陶磁、石鍋、硯、中国貨幣などが出土している。
 その頃は本郷あたりまで海が入りこみ、城は出入りする船の監視所の役割を担っていた。
 この山の稜線には古墳群があり、装飾付須恵器、金銅製冠、勾玉、円筒埴輪が出土している。
 
なかでも中国製の盤龍鏡の出土したことは、この地方に有力豪族がいたことが分かる貴重な資料でもある。
古墳時代から中世にかけて栄えた郷土三原の先進地“沼田の歴史証人”三太刀山を永く留めるためにも、県教委にも保管されている珍重な出土品を供覧するミニ展示場を早急に設けるよう検討されたい。 
折りしも三原市は築城450年に向け始動しており、伝統文化や文化財に対して市民の関心も一層強くなっている。文化財の保存と開発の線引きは難題だが、壊すよりは保存にウエートを置きたいと思う。


  < 行 事 報 告 >
12月26日 
月報発送作業(村田,瀬畑,金森,越当,桑田,森明他)
12月29日 
桜山植樹の手入れ
1月01日
桜山頂上にて初日出拝
1月05日
1月度理事会
(27年の年間計画他)


 < 編 集 後 記 >
★「瀬戸内三原築城450年事業推進協議会」の活動が始まった。
三原市の公式キャラクターを公募したところ、1017点の応募があったという。その中から8点に絞って人気投票が受付中である(2月10日まで)★今後は、従来実施されて来た各種祭り等には工夫がなされることであろうが、空、海、川の恵まれた自然環境と先人が残した歴史的・文化的遺産をじっくり見つめなおし、三原のよさを市民全員で認識しあう絶好の機会である★レキカンとしては、郷土史を学ぶ団体として、市の行事への提案に止まらず、これまで以上に何かお役に立てる活動がないか、会員の皆様と共に考え、提案したいものである。(健)

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