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宮浦中学防災教育 

日時:2014年11月7日(金)13時30分〜15時
場所:宮浦中学校
主催:三原市立宮浦中学校
支援:奥田麻衣氏(神奈川大学)、竹原茂氏(防災士)、三原市危機管理課、三原市防災士会
参加者:生徒331人、教員11人、保護者8人、同校地域役員8人、計358人

目的は:当日は同校では公開研究会が行われ、生徒は通常の授業を受けていた。授業終了後全校生徒は防災避難訓練の指示が校内放送で知らされる。災害は予告なしに発生するもの、事前連絡なしの指示は適切であった。


写真左は全校放送により、体育館に集合、教頭先生より防災教育指導者の紹介あり、避難所訓練が始まる。




1.当日の通常授業:


当日は公開研究会が開催されていた。教室に入ると「ふれあい奉仕活動の意義について考えよう」と黒板に書いてあった。 また生徒は「地域、保護者、生徒の役わり(三つの立場での)」について自分の思いと活動について考え、書いていたようだ。
見学した自分には大変興味あるテーマだった。 生徒たちにもっと地域住民として接近し対話や共同活動が必要だなと感じた。中学生は勉強やクラブ活動で忙しいからと気を使っていたが、もっと積極的に話す機会を持つことが必要だ。



2.防災教育実施:

全校生徒は「3日間体育館で過ごす
こと」を考えて持ち物と新聞紙を持って体育館に移動して来た。
教頭先生の指示で規律正しく、素早く、静かに整列でき、見事だった。
ここから防災教育指導講師の説明が始まった:
・避難所に集合した人員の確認が必要。学級委員→担任→学年代表→校長・教頭先生
・災害が発生すれば避難所生活が始まる。多くの避難者が生活し易く配置することが必要である。
・大雨警報の市内和久原川の様子をプロゼクターで見る。
・区分けスペースの段ボールによる組立て実演をみる。
3.避難所の生活スペースのあり方:(非協力避難の体験)

・持参した新聞紙を使って各グループは生活区分スペースを勝手に確保した。結果は写真のように機能性に欠けた配置であった。
・この状態では毎日の避難所生活は不便である。例えばトイレに行くにも、室内の移動も通路がなく容易ではない事が分かった。
・避難生活に効率的な配置計画を検討してまずトイレや体育館出入り口への通路を配置して、グループ区分スペースを決めることになった。
・その他、避難生活に最低限必要(非常持ち出し品袋)なものの説明。
・避難行動の注意事項などが説明された。
4.避難所の効率的はスペース配置:(避難時の協力の大切さを体験)

・避難所生活は数日間にもなるので移動しやすい配置が必要である。
・まず通路の確保が必要である。移動の頻度の多い人、場所の配慮が必要な人など避難所の配置計画に際して考慮すべき事をはじめに考えておくと互いに気持ちよく生活できる。
・生徒が考えて通後を決めて再配置した。トイレと出入り口への通路確保。その結果、機能的で整然とした配置になった。


5.今後への期待:


・地震、津波、豪雨、土砂災害等日本は災害から逃れられない。災害の実態を学び、防災・減災に向けて地域・学校・父兄が協力して地域を守る体制は大変重要なことだ。
・中学校の防災教育は彼ら自身にとってもまた地域社会にとっても大切で期待の大きいものだ。
・宮浦中学校の今回の防災教育はその発端となるもので今後市内各校で実施されることを期待する。


6.あとがき:

必ず襲ってくる、避けることがでいない災害から身を守り、家族や地域を守り、防災・減災を学校で学び、地域と協力する体制作りは何よりも重要な防災対策だ。     (桑木光信)

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