みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成26年11月号

御当行事における「場の魚」


         2014.10.19撮影 
         鈴木健次(宮浦)
久井稲生神社拝殿前境内の東西に筵を敷いて、東座と西座で催される大鯛の調理。
東座では、大鯛が特殊な調理方法で「亀の入首」と「鶴の羽替えおとし」に仕上げられた後、刺身にして直会に提供される。
西座では、直接刺身にされる。

[修祓を受けた大鯛を
    包丁方まで運ぶ]

< 表 紙 >
表題:久井稲生神社の
        例大祭
写真:御当行事における
       「場の魚」

< 目 次 >
三原讃歌パート
    城町 大坪一風
平成26年度総会
記念講演要旨(4) 事務局
「さんぼんの矢」
 とくじゅまる物語2
   市川市 下西勝彦
八階見晴史病床狂語
(最終回) 備後 浮城
会よりの便り  事務局


 < 行 事 予 定 >
1.勉強会
「萩藩行程記で古文書
 事始め」(その2)
(1)日時:H26年11月22日
    (土)10時〜12時  
 場所 サン・シープラザ2F
(2) 申し込み
 (その1)の受講者で継続
 者は申し込み不要。取り
 やめ者と新規希望者は
 資料準備の都合上、
 11月17日までに事務局
 までに 連絡願います。

2.秋のバス研修旅行
「阿久利姫のふるさと三次
 をたずねる」
(1) 日:H26年11月3日(祭)
(2) 行先  三次方面
(3) 申し込み
  大型バスに変更したの
  で多少席があります。
  当日キャンセルの場合は
  キャンセル料請求します。

3.三原(旧)一周膝栗毛
 11月09,16,23,24日実施
 詳細は前月配布の案内
 書をご参照ください。
 傷害保険を掛けるため
 事前申し込みにご協力
 願います。

4.市郷連現地研修会
 11月08日(土)実施
(詳細は号外にて連絡済)


[包丁方は金箸と
    包丁で大鯛を捌く]


  < 歳 時 記 >
  三原讃歌 パート
      城町 大坪一風
 春に佳し、夏に燃えつき、秋もみじ、棲んで飽きない三原の街よ。春には春の花が咲き、夏には夏の趣あり、秋には秋の花が咲き、そして実をむすぶ、冬には冬の趣むきあり。見あげればそこは海、振りむけばそこには山。人に触れあえば温情あり、四季折々の風情と人間味を三昧できる我が街三原、大好きです。
 安心安全の福祉のまちづくりを目指すこの地三原。中心市街地より北辺に眼を転ずれば、その昔能島海賊の総大将村上武吉も足を踏み入れた急勾配の葛(つづら)折(または九十九折)の山道の先に古くから慈しまれている御調八幡宮、この社の内に日本で最初の福祉の礎を構築された和気広虫(法均尼)の祠があります。769年僧弓削道鏡が女帝称徳天皇の庇護の下で九州の宇佐八幡宮のご神託を得て皇位に昇りつめようとした事件を時の官人(かんびと)和気清麻呂、広虫姉弟は、大義の為に一身を投げうって阻止、大政を構築、国の安全、市井の平安を確立しました。広虫姫、清麻呂公の姉弟は仲の良き家庭円満を実践されたのみならず福祉教育、土木建築、地域の発展、郷里の救済に尽力された姉弟です。その実践はそれぞれ為政者、人民を考えて官人はどうあるべきかを教えて下さっています。今日の社会の中で最も求められている人物像ではないでしょうか。広虫姫は成人すると政府高官と添いとげ、時の天皇が出家なさいますと、それに倣い仏弟子となり法名を法均尼と名のり、尼の高位を授けられ天皇の腹心として事に当りました。時の大政に反乱が起きて乱が鎮圧されたのちに連座した人々が斬刑にあたる罪人となると天皇に意見具申して刑を軽減し、多くの人々を救済されました。飢饉や疾疫に苦しむ百性の子供が草むらに遺棄されるときに80有余
[「亀の入首」に仕上げ
       られた大鯛]




人の孤児を収容し養育する施設を、又里親制度を確立して時の天皇始め多くの人々から称賛を得られた慈愛の人です。
 八幡宮の丘陵地に苔むした茅葺の祠に静かに端座して慈愛のまなこ(眼)を向けて下さっています事を糧にして、終焉の地であるこの街に住み続けている間は、多くの人々との御縁を大切にして憐憫の心を持ちあわせて歩んで行きたいと念じています。街づくりは人づくりから始めましょう。

< 行 事 報 告 >
9月26日 月報発送作業
(村田,瀬畑,金森,越当,
桑田,大原,松竹,森明他)
9月27日 10月08日
旧月報ファイル作成
(瀬畑,金森,越当,桑田,
大原,森明他)
9月28日 桜山植樹手入れ
(大谷、田上)
10月06日10月度理事会
   秋のバス旅行他
10月15日 勉強会資料作
成(大谷,瀬畑,森明,鈴木)
10月18日 勉強会「萩藩
行程記で古文書事始め」
(その1)   23名参加

  < 編 集 後 記 >
★秋晴れに恵まれ絶好の祭り日、久し振りに久井稲生神社秋の例大祭に出掛け「場の魚」を見学した★午前中に常盤大学の小笠原先生の「久井稲生神社秋の御当行事の民俗的意義と継承の課題」と題する講演を聴講して予備知識を持っての見学だった★昔ながらの諸手順を守ってこれ程の規模で継承されているのは、全国でもめずらしいとのこと★大きな鯛を、手で直接触ることなく長い金箸で巧みに固定し、見事な包丁捌きで仕上げる技が大勢の観客の前で披露された★一連の流れで、年配者が若い人に親切に教えているところや、祭り裏方作業の苦労話など直接聞くことができ、伝統行事継承のむずかしさが体験できたとともに、継承の必要性を強く感じた。(健)

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