みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成26年8月号

〔緑の芝生に映える紫の桔梗群〕



H26.7.13
撮影 鈴木健次(宮浦)

 三原市長谷の京覧カントリークラブ入口で、緑の芝生に映える紫の桔梗群は、ゴルファーや山間道のドライバー達の目を楽しませている。レキカン彩り作戦の成果の一端である。

  < 表 紙 >
表題:梅雨空に輝く桔梗
写真:緑の芝生に映える紫の桔梗群

  < 目 次 >
虫送り火(精霊送り)
   中之町寺迫保夫
平成26年度総会記念講演の要旨(1)   事務局
安芸草井氏の出自と系譜(6)   大和町和氣泰臣
八階見晴史病床狂語(3)     備後浮城
会よりの便り   事務局

  < 行事報告 >
6月27日 
月報発送作業(村田,瀬畑,金森,越当,桑田,大原,長田,松竹,森明他)
7月07日
7月度理事会(秋のバス旅行ほか)
7月19日
月報発送準備作業(村田,金森,桑田,大原,松竹他)

   < 行事予定 >
1.秋のバス研修旅行予告
詳細は追って連絡します
(1)日程 H26年11月03日(祭日)
(2)行先 三次方面

2.三原(旧)一周膝栗毛予告11月の四日間で、第四・第五・第六・第七コースを回ります。(昨年は、第一・第二・第三・第七コースでした)

3.市郷連現地研修会予告沼田文化研究会により、本郷の古墳を中心にした研修会(11月初旬)が検討されています。

4.県史郷現地研修会予告
(1)日程 H26年10月25日(土)
(2)会場 広島市安芸区民センター
   < 歳 時 記 >
  虫送り火(精霊送り)
   中之町 寺迫保夫
 8月は、日本全国でお盆の行事が行われます。各地方ではそれぞれ異なった行事が有るようです。私の住んでいる町の現在は消滅している行事の一端 を紹介いたします。
 送り火では全国でも有名なのは、京都の大文字焼きがあります。私の町では、お盆の数日前頃に、お墓に行き墓石を拭き掃除して先祖の精霊を迎えます。お盆の三が日の最終日の夕方七時頃から、虫送り火が行われていたものです。この行事はいつ頃が起源かを、三原市史や関連した書籍を調べても、判りませんでした。恐らく、山中村の当時から行事は行われていたと思われます。
 虫送り火は、松明を掲げて和久原川の上流方面から、下流の清水橋まで延々と三粁米に亘り、長蛇の列を連ねて行進するのです。近所の人達が十名余りの団体で幾組もの構成です。鉦や太鼓まで打ち鳴らして、往環道を橋まで行き、橋上から川に投げ込むのです。松明は一塊になって燃え盛ります。橋上では、僧侶が二人読経をしています。松明は次々投げ込まれて火が衰える頃に終わるのです。送り火を持って来た人々の中には、すぐに帰る人、久し振りに顔を合わせて長話をする人もいます。夏ですから寒くないです。こうして送り火の日は終わります。
 松明は、思い思いに作ります。竹を割り束ねた物や小枝を束ねた物がありました。私のは、麻骸(殻?)で二米余りの長さで、径二十糎ぐらいにしたものです。麻は畳表を織る時の糸を作ったときの皮を剥いだ殻です。
橋まで行くので途中で火が消えない様に振り回すので火の粉が散乱するのです。火災の危険があるので、警察から中止する様に通達されました。
 歴史は、繰り返すと言われますが、今は県道沿に民家が立ち並び、とても復活は有り得ません。この様な伝統は次々と消えます。秋祭りのお当や真夏の雨乞いチコカン踊り等が有ります。昔を偲ぶ私達の年代の者には、寂しい限りです。   

< 編集後記 >
★三原駅近辺から佛通寺方面に向かうには、西野の大西から備後と安芸の国界にある井屋峠を越えて、沼田町、小坂町を経由するルートが最短であろう。このルートでゴルフ場前の緑色の芝生の中に、レキカンが育てて来た紫色の桔梗が鮮やかで今見頃である★小早川隆景の法号黄梅院殿泰雲大居士にちなんで法常寺と成就寺に黄梅、佛通寺境内の許(おもと)神社参道に万年青(おもと)、又御調八幡宮に流された和気清麻呂の姉広虫の帰京を願って同八幡宮の和気神社前に桔梗、更に西野梅林の復活を願って梅を植樹してきた。これらは、「レキカンの彩り活動運動」の成果である★著名な史跡の由緒を追究するだけに留まらず、草むらに埋もれた小さな史跡の発見や、それらの整備にも注力して来た。「三原をよく知り、一層愛し、広く世に知らせる」というのがレキカンの基本姿勢であり、よき伝統は堅持したいものである。(健)

前のページへ戻る
みはら市民協働サイト つなごうねっと