みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成26年5月号

  〔米山寺 山門前にて〕


H26.4.06 

  午前中の最終コース
     米山寺の山門前にて記念撮影  

      米山寺副住職夫人に撮影依頼

表紙/表題:
   盛況だった春のハイキング
 < 目 次 >
縄文時代が示唆するもの
        東町 大本静人
H26年度レキカン春のハイキングに参
加して   宗郷 土森修
総行程約11劼ハイキングに参
加して  沼田東町 津島敏子
小方島神社の創始者「国造景光」を考える  東町 大本静人
会よりの便り      事務局

< 行  事  報  告  >
3月23日市郷連理事会(中央公民館)
3月27日月報発送作業(瀬畑,金森,
    越当,松竹,長田,渾川他)
4月06日 レキカン春のハイキング
「沼田東の史跡めぐり」44名参加
4月07日 4月度理事会
  (春のハイキングの反省他)
4月18日 月報発送準備作業
  (村田,瀬畑,金森,桑田,大原,           森明他)

 < 行 事 予 定 >
1.定期総会と記念講演会
(1) 日程 H26年5月17日(土) 
(2) 場所 三原市民福祉会館
 (a)14:00〜16:00
  記念講演会(無料)
  「三原の古墳時代をさぐる」   講師:日本考古学協会
     網本善光先生
 (b)16:15〜17:00
  H26 レキカン総会
 (c)17:15〜懇親会 会費1,500円
    (当日キャンセルは、全額徴収)(3)申し込み締め切り5月14日(水)講演会は空席あれば,当日参加可能

2.市郷連総会 代議員のみ
(1) 日程:H26年5月18日(日)
        9:30〜12:00
  会場:三原市中央公民館
  < 歳 時 記 >
 縄文時代が示唆するもの
        東町 大本静人
 先頃、縄文時代に関する書籍に接することがあった。縄文といえば、明日の食糧をどう確保するかに汲々とした未開の時代というイメージがある。しかし、それはどうやら間違いだったようである。 縄文時代の始まりは、旧石器時代を経た約1万6千年前まで遡り、旧石器と縄文の違いは、土器の出現、竪穴住居の普及、貝塚の形成などである。
 日本以外の地域では、旧石器時代は約1万2千年前まで続き、縄文土器は世界最古級という。縄文の最盛期は約5千5百年前とされ、青森市の三内丸山遺跡はその象徴とされる。遺跡は、住居、墓、大型建物、食糧貯蔵穴、道路などが計画的に配置された大規模集落跡である。建物跡の規格性から、縄文人はすでに測量技術を備えていたことが分かっており、縄文文明とでも呼ぶべき域に達していた。この文明の特徴として、新潟産の翡翠や千島の黒曜石などの分布から知られる広範囲に及ぶ交易、世界最古の漆工芸、身につけた装飾品のおしゃれ感覚、豊富な食材と現代人が驚くようなグルメ、食材を保管する土器の高い芸術性などが挙げられ、さらに特筆すべきこととして戦争の跡がみられないことである。和を重んずる日本人の形質は縄文時代に培われたのであろう。
 然るに、自然と調和し、木と土を用いた生活は1万3千年続いた後、約3千年前に終焉し弥生時代へ移行する。以後、競争原理による栄枯盛衰、離合集散の歴史が展開されたことは世人の広く知るところである。
 現在、私たちは物質文明を極めているが、反面その果として、地球規模による温暖化や止めようのない環境破壊など出口のない隘路に佇立し、将来に対しそこはかとない不安を抱えているように思える。こうしたなか、縄文人が到達していた天地の恵みに感謝する質の高い循環型社会、争いが殆どない和合の社会は、幸せが何であるかを語っており極めて示唆的である。情緒論であることは分かっていても、未来への意思を固めるにおいて、縄文文明はまさに私たちが今後回帰すべきところではないかと思うのである。

  < 編 集 後 記 >
★沼田東方面の史跡をめぐる春のハイキングで、ガイドブックを作成する際、4人の地元郷土史愛好家により地元史の本が3種類も出版されていることを知った。地元のコミュニティセンターで誰でも閲覧できる状態で保管されているという。郷土愛の深さには、感服した★今年5月の定期総会記念講演は、網本善光先生にお願いした。「山田方谷に学ぶ会」でご活躍の一方、金田一耕介のファンとして、コスプレ姿でイベントに参加されるというマルチな活動家である。三原の古墳時代をどのように解読されるのか、非常に楽しみである。(健)

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