三原地震防災リサーチネット
                               

中之町中町内会防災訓練

日時:2013.11.18 9時00〜11時30分
場所:中之町中町内会公民館
主催:中之町中町内会
支援:三原市赤十字奉仕団、三原地震防
災リサーチネット
参加者:64人(町内会、支援団体)

開催挨拶:松尾会長より開会の挨拶あり、現在も一昨年の東日本大震災の被害の復旧・復興に全国的に取り組んでいる状況です。加えて今年は大雨による伊豆大島土砂災害、台風27、28、29号による日本列島各地の土砂災害、洪水災害が頻発しました。
我々の住む中之町地域の安全を守るために課題や防災について学び、取り組んで行きましょう。

続いて田部地域安全部長により訓練の内容について、講演、非常持ち出し品展示、非常食炊き出しなどの説明が行われた。

講演の前に「東日本大震災の津波」のビデオを見て津波の猛威、挙動の実態を確認した。

1.講演:
「南海トラフ巨大地震」の怖さと備え! ―家族と地域を守ろう!―
講演者:三原地震防災リサーチネット 防災士 桑木光信
「南海トラフ巨大地震」は起こります。その規模は2011.3.11日の「東日本大震災」より大きい予想であり、広島県、三原市にも襲ってきます。
・自分や家族を守るにはどうすればよいのか?
・予想される地震はどんな規模のものか?  
・被害を避ける備えはどうすればよいのか?  
・地震や津波が起こればどう行動すればよいのか? 
・そのために日頃から災害意識と防災・避難訓練にどう取り組めばよいのか?  
今日はそのことをお話し、皆さんの家族や地域の安全防災力に役立ててもらいたい。
2.講演内容:
・次に来る「南海トラフ巨大地震」は怖い!
・広島県、三原市への地震・津波の影響!
・知っておきたい地震と津波の知識!
・三原市の標高の低い地域!
・あなたを守る安全な知識と行動!

「南海トラフ巨大地震」の被害予想は「東日本大震災」と比較して
震源規模と被害地社会インフラなどから被害規模は東日本を大きく上回る。死者数323千人、被害額299兆円。三原市にも地震と津波が襲ってくるので、市街地の浸水被害に備えが必要。
3.標高と津波浸水域:
三原市の市街地、特に南部地区は標高が低く津波により大きい被害が予想される。住民の災害意識の向上と減災対策が必要である。
震度6強、津波高さ3.2m〜に対して低標高で人口密集地域が多いので地域防災力の向上が必要。

震度6強の揺れの後、3時間後に津波が襲ってくる。早めに高台の避難所に安全なルートで避難することが必要。
4.中之町の自然災害の課題:
中之町は土砂災害危険地区が多く、大雨、豪雨、洪水への注意と早めの避難が必要である。
日頃から土砂災害マップをよく理解して大雨、豪雨の時には周辺の変化を感じれば早めの避難が必要。
5.中之町光谷断層について:
中之町光谷の山には北東から西に向けて左横ズレ断層が走っており、活断層の疑いがあるとの調査報告がある。地域の危険情報は理解しておくことが必要である。
6.非常持ち出し品の展示:
災害時の避難生活に必要な生活用品を展示した。
・生活用品 ・非常用水、食品、食器類 ・医療品 ・必要衣料・連絡先メモ ・ラジオ、携帯電話等
非常持出し袋は上記を収めて玄関に置いておくのが良い。
7.講演後の質疑:
質問1:中之町の標高は避難所となる第二中学校、県立東高校は10m以上であるが津波による浸水は大丈夫か?
回答:三原市の津波高さは3.2m〜なので10mの標高ならば大丈夫です。
質問2:数年前、山を開発したところに家を建てたが液状化が起こった。平地でないのになぜ起こるのでしょうか?
回答:山を崩して谷の箇所、すり鉢状の中に土を埋めその上に家が建てられると地震でゆすられて土と水が分離して液状化が発生する。そのような現象が起きたものと思われます。
質問3:光谷断層については聞いたことがない。詳しい事を知りたい。
回答:出展資料により、専門家の意見を紹介します。また関心のある地域の人と時期をみて光谷の峠付近の断層露頭を調べることを話し合った。

注:中之町地区は土砂災害危険区域が多くその調査を行っている人がおられる。町内住民に町内の安全対策を話してもらう機会を持つことは有意義なことだ。



8.非常食炊出し作業の様子:
三原赤十字奉仕団と中町内会の女性部の皆さんによる「非常食うどん」の炊き出し作業。
9.中之町中町内会の役員の皆さん


10.訓練後の感想:
中之町は中之町上、中、下の3町内会で構成されている。地理的条件はほぼ同じで、住宅地の背後には山と渓流、平地部に干川が流れている。山間部は急傾斜地、土砂災害危険地区が多く、大雨、豪雨に対する崖崩れ、土砂災害、洪水への避難対応や訓練が必要。また震度6強の地震に対しては家屋の耐震対策、家具転倒防止と共に崖崩れの発生対策と避難対策が必要。
また光谷断層の地域の調査は防災活動の向上に役立つものと期待する。

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