みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成25年6月号

  春のハイキング 成功裡に終了

   〔 正法寺本堂前にて 〕

                 25.4.7

  今年の春のハイキングは、

正法寺→三原城天主台跡→戸田家墓地

の行程が組まれ、

正法寺では、国重要文化財と市重要文化

財を拝観した。


表紙/表題:春のハイキング
         成功裡に終了
写真   :正法寺本堂前にて

   < 目  次 >
歴史を知ることの意義
        東町 大本静人
H25年 春のハイキングに参加して
       円一町 正兼鐡夫
正法寺と戸田家の墓地を訪ねて
        糸崎 大谷和弘
真田秀吉工学博士(2)
       須波西 西原達夫
会よりの便り      事務局



  < 歳 時 記 >
歴史を知ることの意義
        東町 大本静人
 五年前、農業を生業としていたわが家の歴史を調べたことがある。その際、近世の農民は何となくイメージが湧いてくる一方で、近世以前となると全く想像すらできなかった。以来、古代・中世の農民の姿について微かな手掛かりでも得たいと思うようになり、村落の形成や農業史などの書籍に親しむようになった。それら専門書は、最初まるで読解できなかったが、熟読するうち漠然とではあるが、次第にその深奥に迫れるようになったように思う。そして、全く自己流の解釈ではあるが、古代の郡司統率下の班田農民から、中世末の太閤検地による小農民経営成立に至る過程をたどり、古代・中世に生きた農民の階層区分上の存在形態や、農業に関する収取制度・土地制度などの推移を知ることができた。


このことは単に知識の広がりにとどまらず、それによって歴史がそれまでとは異なった風景に見えるようになったように思う。その理由は、農民や農業という産業の変遷を知るため、人々の活動を規定する政治経済や社会制度の枠組みなどを説いた歴史書のごく一部に触れたのだが、それによって、歴史が因果律をもった構造体であると分かったためである。即ち、ものごとにはすべて原因と結果があり、どのような歴史的背景のもとで或ることが行われ、その結果が次の時代を規定するというふうに、歴史は、全体の原因と結果を含めトータルで理解することが重要だと知ったのである。
歴史の楽しみ方は人それぞれであってよい。私の場合、自分のこれまでの関心が、誰がいつ何をしたかという話の連続であり、いわば歴史小説の延長に過ぎなかったことに気付き、今は事件相互の連関を考えながら読み解くようにしている。事件をどう見るかによって、歴史は新しく構成されるのであり、そこに歴史の面白さがある。さらにいえば、歴史上の出来事の意味を考えることは、過去の生活を総括し、それを現在の自分にどうつなげてゆくかという作業である。それはときの政権選択など自分の立ち位置を考えることにもつながり、そこに歴史を知る意義があるとも思う。私たちは、地域史を単なる過去の物語やお国自慢のたねにしてはならないと思う。

< 行  事  報  告 >
4月26日 
 月報発送作業(村田、瀬畑、
 金森、桑田、大原、越当他)
4月20日 
 県史協理事会(上田会長)
5月06日 
 5月度理事会(定期総会、秋の
 バス研修旅行ほか)
5月18日 
 月報発送準備作業(瀬畑、
 金森、桑田、大原他)
5月18日 
 県史協代表者会議(上田会長、
 鈴木)
  < 行 事 予 定 >
1.定期総会と記念講演会
         参加者募集!
(1)日程:H25年6月08日(土)
 於:三原市ゆめキャリアセンター
(a)13:00〜15:00記念講演会
            (無料)
 「考古学から見た三原の歴史」
 講師:三原市歴史民俗資料館
    福井万千先生
(b)15:30〜16:15
   H24レキカン総会
(c)16:30〜懇親会
 懇親会の会費は1,500円(当日
 キャンセルは、全額キャンセル料徴収)
(2)申し込み締め切り6月05日(水)

2.行事予告…参加募集は後日
 秋の研修旅行
 「竹田城跡と生野銀山の旅」
 嘉吉3年(1443)に山名宗全が
 基礎を築いたとされる
 「但馬にそびえる天空の城」
 として名高い山城と、佐渡金
 山、石見銀山と並び天領として
 徳川幕府を支えた生野銀山は、 いずれも国史跡に指定されてい る。
 11月03日(日)日帰り
  詳細は後日


< 編 集 後 記 >
★三原城天主台跡北方に聳える桜山が今注目されている★三原市
文化財協会主催の文化講座で「城から探る三原の戦国史―桜山城と三原城―」と題して滋賀県立大学中井均教授の講演があった。北の曲輪の二段積石垣や、千畳敷のコの字型石積について、これまでにない見解の解説であった★一方、NPO法人「うきしろ桜山会」が3月に発足した。登山道や山城遺跡の整備を通じて、環境保全、子どもの健全育成を図り、観光振興にも寄与したいという★レキカンも任意団体として入会した。桜山城跡が国史跡として認められるよう、必要な作業に尽力したい。(健)


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