みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成25年5月号


道の駅「みはら神明の里」から眺めた

双鷺洲



H25.2 大谷和弘(糸崎)撮影

  
糸碕神社より東側の海岸から見える小佐木島(右手前)とその背後の佐木島は、双鷺洲と呼ばれる見事な景観である。この景観の見える丘に結核療養所を開いた桂田富士郎博士の名をとって、土地の人は、桂田濱と呼んだ。


    <表  紙>
表題:双鷺洲の景観
写真:道の駅[みはら神明の里]から眺めた双鷺洲と梁川星巌の詩碑

    <目  次>
桂田濱     糸崎 大谷和弘
一周忌に寄せて    福岡幸司
    大藤直哉氏逝く
    伊野木さん追悼
真田秀吉工学博士(1)
       須波西 西原達夫
三原のあゆみ (完結編)
芸陽日日新聞創刊20周年記念誌
会よりの便り      事務局


<行  事  報  告>
戸田家墓地の整備
3月24,25日/4月3日
(有田,後,大谷,大原,金森,金光,
 川上,桑田,小早川,児玉,越当,
 新居,井出原,久野,佐藤,鈴木,
 瀬畑,善積,田上,高田,谷野,
 谷原,丹,津島,野村,土森,林,
 東,福岡,古川,行長)
3月27日 月報発送作業
 (瀬畑、金森、桑田、越当他)
4月1日
4月度理事会(春のハイキング他)
4月7日
春のハイキング「正法寺の国重要文化財見学と戸田家の墓地訪問」生涯学習課時元学芸員の解説あり
参加者 46名
4月19日月報発送準備作業
   (瀬畑、金森、桑田他)
 < 歳 時 記 >
     桂  田  濱 
      糸崎  大谷 和弘
 山陽線上りで糸碕神社を過ぎると、右手に見事な瀬戸内の景観が広がってくる。ここからの景色は山陽本線で最高といわれ、多くの人が車窓からシャッターを切っている。特に新緑に輝く双鷺州をはじめ瀬戸の島々の眺めはさすがである。昔から柳川星巌をはじめ多くの文人墨客がここを訪れ賞賛の詩歌を残している。
 神辺地方の風土病である片山病の研究でも有名な桂田富士郎博士は、岡山医専と九州帝大の教授を兼任されていたため、常に山陽線を利用し往来されていた。外国旅行も多く経験された博士は、ここを天下一の景観と絶賛され、門下生に肺結核の療養所を開かせた。当時、肺結核は特効薬もなく亡国病といわれ、風光明媚な空気の良いところに転地し療養するのが唯
一の治療とされていた。日本赤十字社は博士の推奨するここが結核の療養所として最適の地と考え、大正14年(1925)から昭和39年(1964)までこの地に本格的な日赤の結核療養所が設けられていた。
 土地の人はこの景勝の海岸を桂田濱と名付け、昭和9年(1934)にその碑題の揮毫を最後の広島藩主浅野長勲侯爵に依頼し、頌徳碑を建ててその功績を讃えた。
 肺結核が絶滅に近く、療養所の建物が壊された今日では、この碑だけが伝承の証しとなっていた。我々はこの碑の周辺の草刈り整備をし、レキカンの膝栗毛で巡る対象事績としていた。しかし、野猪の被害を防ぐため入口に柵が設けられ訪れることができなくなった。人々の脳裏から消え去ろうとする桂田博士の功績を、後世に伝える一助になればとここに経緯を記載する。
〔梁川星巌の詩碑〕

1.定期総会と記念講演会
(1)日程:H25年6月08日(土)
  於:ゆめきゃりあセンター
 (a)13:00〜記念講演会(無料)
 「考古学から見た三原の歴史」  講師:三原市歴史民俗資料館
    福井万千先生
 (b)15:30〜 H24 レキカン総会
 (c)16:30〜懇親会
   懇親会の会費は1,500円
   (当日キャンセルは、全額徴収)
(2)申し込み締切り 6月05日(水)
2.市郷連総会…代議員制
 (1)日程:H25年5月26日(日)
        9:30〜12:00
  会場:三原市中央公民館
 
   <編集後記>
★地質時代から、昭和に至るまでの三原の歩みを分かりやすく解説した「三原のあゆみ」が完結した。連載にご理解をいただいた芸陽日日新聞社のご好意に感謝したい★今年度の定期総会の記念講演は、福井万千先生による「考古学から見た三原の歴史」である。旧石器時代以来の出土品や古墳等の遺跡、佐木島の磨崖和霊石地蔵をはじめ、桜山城や三原城についても解説がある★三原市には、先の選挙で、新市長、新市会議員も誕生した。温故知新でレキカンの役割も重要さを増すかもしれない。(健)

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