みはら歴史と観光の会
                               

会報「わが町三原」平成24年10月号

  
 
 糸碕神社御当の行列 (昭和初期)
   … 写真は、糸碕神社蔵


 
 かつての山中村と東野村にあった13の 御当組が当番制で、祭りを受け持った。

 残念ながら、戦後まもなく消滅した。


第259輯(平成二十四年十月号)
表紙/表題:懐かしの秋祭り
写真:糸碕神社御当の行列
目次:
秋祭り    中之町 寺迫保夫
厳島神社と平清盛(4)
         東町 大本静人
三原の歩み(2)
芸陽日々新聞創刊20周年記念誌
レキカン諸活動の支援者募集
会よりの便り      事務局

< 行  事  報  告 >
8月25日歴史勉強会「平安末期の
 沼田氏とその時代」 18名参加
8月27日 月報発送作業(柏原,
 瀬畑,金森,越当,桑田,金光他)
9月3日9月度理事会(研修旅行等)
9月19日 月報発送準備作業
 (柏原、村田、金森、桑田他)

< 行 事 予 定 >
1.歴史勉強会
 H24.9.29(土)10:00〜12:00
 大本静人氏の「荘園制の成立」
 以後諸行事重なるため暫く休講
2.市郷連現地研修会
 詳細は、同封の資料参照方
(1)日程H24.10.28(日)
        10:00〜14:30
(2)会場 御調八幡宮
(3)講演
  橋本敬一先生「御調八幡宮の
        歴史と文化財」
 桑原國男宮司「御調八幡宮再建
       の歴史と御祭神」
3.レキカン 秋のバス研修旅行  「赤穂城跡と室津の周辺巡り」
(1)日程 H24.11.03(祭)
  隆景広場 7:30発
  隆景広場 19時頃帰着
(2)参加費6,000円/人(当日徴収)
       昼食と飲み物付き
(3)申し込み;
  定員45名に達した後はキャン
  セル待ち。11月になってから
  のキャンセルは、半額請求。
4.県史協 呉地方大会
 H24.11.17日(土)〜18日(日)
 大会;H24.11.17日(土)
    呉市広市民センター
 参加費 500円
「平氏にまつわる三原の再発見」
 レキカンから研究発表の予定。 申し込みは締め切り済。大会は
 午後のオプション含め予定通り実施
 される。オプションのキャンセル不
 可につき、ご注意を。


  < 歳 時 記 >
  秋 祭 り
    中之町 寺迫 保夫
 10月は全国的に秋祭りのシーズン、私の住んでいる所の氏神さんは、糸碕神社です。その昔、子供の頃のお祭りは、大変に賑やかであったと思い出に残る。その当時の風習行事の勇姿は、半世紀も以前に立ち消えたのである。その行事は御当と言われていた。三原市史第四巻資料編によれば、山中村・東野村に13の御当組が編成されてあり、順次祭りの当番をして、14年振りに元の組に返るのである。
 私の所には御当井戸があって、祭りの御当当番が回って来た年、井戸の周りに4本の笹竹を立て、注連(しめなわ)をして、神主を招き祝詞を挙げて井戸の水を汲み御神酒を作る(濁り酒)。約2週間前からである。これを樽詰めにして、五色の色紙で飾り、担いで約4粁先にある神社に奉納に行くのである。その後に長持ちも担ぎ、長持ちの中には神社で着替える衣装がある。
 担ぎ手の交替者を含めて数十名の行列である。鉦を鳴らし長持ち唄を歌いながら神社に行くのは荘厳でさえある。その御神酒は密造酒と言う事で、お上(警察)から注意されたと言われる。 御当井戸は生活用水であったが、水道が普及して今ではセメント板で蓋をされている。昭和13年頃日中戦争が激しくなって来た頃である。
 この御当が始まった起源は何時からか知らないが、恐らく何百年も続いた伝統の祭り行事が消えたのは残念な気がする。
 あの頃の組み内は、堅い絆で結ばれていた。近年は戸数も十数倍となって、昔程の絆は見られないが、老人が増加して、助け合いながら生きて行こうと言う気構えが見えて来た昨今である。

<編集後記>
★秋祭りの華は、何といっても神輿である。巨大で勇壮なもの、煌
びやかで目を見張るもの、かわいらしい子供神輿には、思わず笑顔と大きな拍手が沸いてくる★神輿は大勢が力と心を一つにして担ぐ物。いずれも地域の伝統として大切に受け継がれている。レキカンという郷土史の宝の詰まった神輿
を担いでくれる新しい戦力の出現が待ち望まれる。(健)

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